🛡️ 中学生の防災教室
|みらい防災不動産
📚 もくじ
✕
第一部
仕組みを知る
▼
1
自助・共助・公助とは何か
2
SNSと正しい情報の選び方
第二部
能登から学ぶ
▼
3
能登地震・当日の72時間
4
助かった人・苦労した人の違い
第三部
自分にできること
▼
5
中学生だからできる防災
6
今すぐできること
みらい防災不動産 presents
🛡️ 中学生のための
防災教室
能登を知っている2人が、本当のことを話す。
現場を見てきた
防災士として
話す
マモル
元旦の地震を
能登で経験した
先輩として
ノア
マモル
俺は元陸上自衛官・防災士だ。2024年元日の能登地震を現場で経験した。今日は、中学生に本当に伝えたいことだけ話す。
ノア
私は能登生まれ能登育ち、26歳。2024年元日の地震を、実際に能登の家で経験した。怖かったし、大変だったけど、備えがあったから「なんとかなった」。その話をするね。
📚 もくじ
自助・共助・公助とは何か
SNSと正しい情報の選び方
能登地震・当日の72時間
助かった人・苦労した人の違い
中学生だからできる防災
今すぐできること
第一部
仕組みを知る
1
自助・共助・公助とは何か
マモル
防災には「自助・共助・公助」という3つの考え方がある。能登地震でこの順番の意味が、はっきりわかった。
自助
まず自分で自分を助ける
備蓄・避難計画・家族との約束。自分の命は自分で守ることが大前提。ここが土台
共助
地域・近所で助け合う
隣の人の安否確認・一緒に避難する・情報を共有する。公的支援が来るまでの間を支える
公助
行政・自衛隊・消防による支援
救助・物資配送・インフラ復旧。能登では山間部に支援が届くまで1週間以上かかった地区もある
ノア
地震の直後、救急車も消防も手が回らなかった。「公助を待てばいい」は通用しない。まず自助、次に共助があってはじめて、公助が来たときにちゃんと活きる。
💡
自助が一番大事
という事実は、「社会を信じるな」ではない。「自分でできることは自分でやって、社会の力を本当に必要な人に届ける」という考え方だ。
2
SNSと正しい情報の選び方
ノア
地震の直後、スマホを見たら情報が洪水みたいに流れてきた。「○○が崩落」「△△で火災」…でも、実際と違う情報も大量にあった。何を信じればいいかわからなくなった。
マモル
中学生の君たちはSNSをよく使う。だからこそ、デマを拡散させる側にならないためのルールを知っておく必要がある。
🏛️
発信源を確認する
気象庁・市役所・NHKなど公式アカウントの情報を最優先にする
⏰
「いつ」の情報か確認する
過去の写真・動画が「今起きている」かのように使われることがある
🔥
「緊急」「今すぐ拡散」に注意する
感情を煽る言葉が入っているほどデマの可能性が高い
🤐
確認できるまでシェアしない
「善意のシェア」でも、デマを広めた責任は問われることがある
⚠️ 災害時のデマ拡散は、救助活動の邪魔をする。「よかれと思ってシェアした」が、命を危険にさらすことがある。情報は受け取るより、出す方が慎重に。
第二部
能登から学ぶ
3
能登地震・当日の72時間
ノア
2024年1月1日の16時10分、いきなり大きな揺れが来た。元旦でみんな家にいた。揺れが収まった後、私が最初にしたことは「家族の安否確認」だった。
🕓
16:10 発生直後
まず机の下・頭を守る
揺れが収まるまで動かない。揺れている最中に逃げようとして怪我するケースが多い
👨👩👧
揺れが収まったら
家族の安否・出口の確保
ドアを開けて出口を確保。火の元を確認。全員の安全を確認したら外へ
📵
発生から数時間
携帯がほぼつながらない
回線が集中して混雑。災害用伝言ダイヤル(171)は比較的つながりやすい
🏪
当日〜翌日
コンビニ・スーパーが売り切れ
備蓄がある家庭は慌てなかった。なかった家庭は最初の3日間が本当につらかった
🚁
数日〜1週間以上
支援物資・自衛隊が到着
道路の寸断で山間部には支援が届くまで時間がかかった。自助と共助で乗り切った地区が多い
マモル
自衛隊・消防・警察は全力で動いていた。でも被害が広すぎて、全員に同時には届けられない。それが現実だ。だからこそ、自助が最優先なんだ。
4
助かった人・苦労した人の違い
ノア
周りを見ていて感じたのは、「備えていた人は落ち着いていた」ということ。逆に「まさかこんなことになるとは」という人が、一番混乱していた。
✅
避難場所を事前に知っていた人
— 迷わずに動けた。混乱の中でも次の行動が明確だった
✅
家族との連絡方法を決めていた人
— 携帯がつながらなくても、集合場所を知っていたから合流できた
✅
備蓄があった家庭
— 最初の72時間を落ち着いて過ごせた。支援を待てた
✅
近所とつながっていた人
— 早く助けてもらえた。情報も早く入った
⚠️
「様子を見よう」と逃げなかった人
— 水害では、水が来てからでは手遅れになるケースがあった
⚠️
備蓄ゼロだった家庭
— 最初の3日間、食べるものがなかった。精神的にも追い詰められた
💡 「自分はたぶん大丈夫」という思い込みが、一番危ない。能登に住む人たちも、まさか震度7が来るとは思っていなかった。
第三部
自分にできること
5
中学生だからできる防災
マモル
中学生は「守られる立場」だけじゃない。小学生・幼児に対しては「守る立場」にもなれる。それを意識しているかどうかで、行動が全然変わってくる。
👶
近所の小さい子の見守り
揺れが収まったとき、近くにいる小さい子を安全な場所に連れていける。小学生にとって中学生は頼れる存在
📡
スマートフォンを使った情報収集
SNSに慣れている世代として、公式情報を素早く集めて近所の大人に伝える役割ができる
🏃
走って情報を届ける
携帯がつながらないとき、自分の足で動ける体力は大きな武器になる。体力がある中学生だから
🗣️
家族への「防災会議」の呼びかけ
今日学んだことを家で話す。「うちの避難場所ってどこ?」と親に聞くだけで、家族全員の意識が変わる
ノア
私が中学生のとき、もっと防災について知っておきたかった。七種競技をやってたから体力はあったけど、知識がなかった。知識があれば、もっと冷静に動けたはず。今知れたなら、それだけで十分だよ。
🌟
今すぐできること、3つ。
①
今夜、家族と「集合場所・連絡方法」を決める
「地震が来たらどこで会う?」「携帯がつながらないときは171を使う」この2つだけ決めておこう
②
ハザードマップで自分の家を確認する
「○○市 ハザードマップ」で検索。洪水・津波・土砂崩れのリスクが色で示されている
③
防災リュックの中身を親と一緒に確認する
水(1人1日3リットル×3日分)・食料・懐中電灯・救急用品。なければ今日から準備を始めよう
マモル
知識が冷静さを生み、冷静さが正しい行動を生む。今日学んだことを、家族に話してほしい。それだけで、あなたの家族の防災力が上がる。
ノア
備えさえあれば「なんとかなる」。能登の人たちが証明してくれた。あとは行動するだけ!