🛡️ 高校生の防災教室
|みらい防災不動産
📚 もくじ
✕
第一部
知識をアップデートする
▼
1
能登地震から学ぶ「本当に起きること」
2
SNSデマと情報リテラシー
第二部
自分で動く・地域で動く
▼
3
避難弱者を助けるのは誰か
4
防災士という選択肢
第三部
体力と防災をつなぐ
▼
5
長距離避難と体力
6
今すぐできること
みらい防災不動産 presents
🛡️ 高校生のための
防災教室
知識と体力と地域のつながりが、命を守る。
体力と防災は
つながって
いる
リク
現場を見てきた
本当のことを
話す
マモル
マモル
俺は元陸上自衛官・防災士だ。2024年元日の能登地震を現場で見てきた。教科書には書いていないことを、今日は正直に話す。
リク
俺は能登の高校で外部コーチをしてる。生徒たちが震災を経験して、何が変わったかを間近で見てきた。体力と防災がつながる話もするよ。
マモル
高校生には体力がある。知識がある。地域を知っている。それは大きな力だ。今日ここで学んだことを、行動に変えてほしい。
📚 もくじ
能登地震から学ぶ「本当に起きること」
SNSデマと情報リテラシー
避難弱者を助けるのは誰か
防災士という選択肢
長距離避難と体力
今すぐできること
第一部
知識をアップデートする
1
能登地震から学ぶ「本当に起きること」
マモル
2024年1月1日、能登で震度7の地震が起きた。現場で見てきて感じたのは「備えていた人は落ち着いていた。していなかった人は最初の72時間が本当に苦しかった」ということだ。
⚠️ 備えていなかった場合
携帯が全くつながらなかった
コンビニが即日売り切れ
道路寸断で車が動けない
電気・水・ガスが同時に止まる
救急車が来られない地域が続出
情報が入らず、何をすべきかわからない
✅ 備えていた場合
備蓄があるから食料の心配なし
避難場所を知っていたから迷わない
家族との連絡方法を決めていた
近所とのつながりがあった
ラジオで情報が取れた
冷静に次の行動を考えられた
リク
コーチしてる生徒の一人が「地震の後、何日も何も食べられなかった」と言ってた。あの経験が、今の彼女を変えた。彼女は今、防災士を目指してる。
💡 「備え」は「もしもの保険」ではない。
「いつか必ず来るもの」に対する準備
だ。特に能登・石川に住む人間にとっては、震度7を経験した今こそ真剣に考えるべきタイミング。
2
SNSデマと情報リテラシー
マモル
能登地震のとき、SNSには大量のデマが流れた。「○○橋が崩落」「△△で火災発生」など、実際と違う情報が拡散した。救助活動の現場では、デマによる混乱で本当に必要な支援が遅れたケースがあった。
SNS上の災害情報を見たとき、シェアする前に必ず確認すること:
🏛️
発信源が公式か確認する
気象庁・市役所・NHK・消防庁のアカウントか?個人の投稿は要注意
⚡
「今すぐ拡散」「緊急」という言葉に注意
煽る言葉が入っているほど、デマの可能性が高い
📷
写真・動画は過去のものが使われることがある
「画像検索」で過去に同じ画像が使われていないか確認できる
🤐
確認できるまでシェアしない
「シェアしない勇気」が救助現場を混乱から守る
⚠️ 災害時にデマを拡散させた場合、
法的責任を問われる可能性がある
(偽計業務妨害罪・名誉毀損罪など)。「善意のシェア」でも例外ではない。
第二部
自分で動く・地域で動く
3
避難弱者を助けるのは誰か
リク
能登では高齢者の一人暮らしが多い。地震のとき、一人で避難できない人がたくさんいた。救急車も消防も手が回らない。そのとき動けたのは、近所の人間だった。
マモル
「避難弱者」と呼ばれる人たちがいる。高齢者・障害のある人・小さな子ども・外国人。一人では動けない人が、地域に必ずいる。高校生の体力と機動力はそこで活きる。
👴
近所の高齢者の安否確認
ゆれが収まったら「大丈夫ですか?」と声をかける。この一言が命を救う
🏃
避難誘導のサポート
歩行が難しい方の荷物を持つ・一緒に歩く。体力のある高校生だからできること
📢
情報収集・伝達
スマートフォンを使いこなせる世代として、正確な情報を地域の大人に届ける
🧒
子どもの見守り
親と離れた子どもを避難所まで安全に連れていく。小学生にとっての高校生は頼れる存在
💡 「自分が助けてもらう側」ではなく「助ける側になれる年代」であることを意識しよう。その意識があるだけで、行動が変わる。
4
防災士という選択肢
マモル
防災士は年齢制限のない民間資格だ。研修を受けて試験に合格すれば、防災の専門知識を持つ人間として地域で活動できる。中高生の取得者も多い。俺も防災士だ。
🎓 防災士とは
取得年齢
年齢制限なし(中学生・高校生の取得実績あり)
取得方法
認定機関での研修受講(1〜2日)→ 試験合格 → 救急救命講習修了
費用の目安
研修費・試験料・登録料 合計 約2〜4万円程度
有効期限
なし(更新不要)
取得後
地域の防災訓練・自主防災組織での活動。就職・進学にもプラスになる
リク
能登の地震を経験した高校生が防災士を目指す話は、地域の大人たちに刺さる。「この子たちがいれば大丈夫」という信頼を生む。それがそのまま、地域での居場所になる。
第三部
体力と防災をつなぐ
5
長距離避難と体力
リク
能登地震のとき、道路の寸断で車が使えない地域があった。歩いて避難した人たちがいた。「5km歩けますか?」「重い荷物を持って、暗い道を歩けますか?」これが防災の現実だ。
マモル
自衛隊の訓練では、20kgの荷物を持って何十kmも歩く。平時に体を鍛えている人間は、有事に冷静でいられる。「疲れて動けない」状態になると、判断力も落ちる。
普段の運動が、いざというときの防災力になる:
🏃
ランニング・ウォーキングの習慣
週2〜3回走るだけで、長距離避難に対応できる基礎体力がつく
🎒
重い荷物を持って歩く練習
防災リュック(5〜10kg)を背負って歩く練習が有効。登山・ハイキングも同じ効果
🌙
暗い環境・悪天候での行動に慣れる
夜間や雨天での行動が苦手だと、災害時に動けなくなる。早朝・夜ランも防災訓練だ
🧠
「疲れている状態で判断する」経験
追い込んだ練習後に戦術を考える。これがそのまま有事の冷静な判断力につながる
⭐ 「防災のために運動しよう」ではなく「運動しているから防災にも強い」。体を鍛えることと地域を守ることは、同じ方向を向いている。
🚀
今すぐできること、3つだけ。
①
地元のハザードマップと避難計画を調べる
「○○市 地域防災計画」で検索。自分が住む地域の想定被害と避難場所を把握する
②
災害情報をSNSでシェアする前に公式を確認する習慣をつける
気象庁・市役所・NHKのアカウントをフォローしておく。「確認してからシェア」を今日から
③
防災士の資格取得を視野に入れる
年齢制限なし。救急救命講習の修了が必要。研修日程は日本防災士機構のサイトで確認できる
マモル
能登の高校生たちは、震災を経験してから変わった。「自分が地域を守る」という意識を持つようになった。その姿を見てきた俺が、本当に誇りに思う。
リク
体を鍛えること、地域を知ること、知識を持つこと。これが全部つながったとき、本当の意味で「強い人間」になる。今日学んだことを、行動に変えよう。