能登地区合同チーム結成
令和6年11月4日小松ドーム周辺コースにおいて、石川県高校駅伝が開催されました
同時開催で石川県駅伝、社会人、大学生も同時スタートです
能登地区の高校でコーチを務める方が合同チームを呼びかけ、能登地区で中長距離をやっている10名が集まりました
鵬学園、七尾高校、羽咋高校、輪島高校です
私は、外部コーチとしてお手伝いしました
合同練習
七尾城山陸上競技場で二度合同練習を行いました
普段離れた場所で学校生活を送り、それぞれの部活で練習しています
集まって練習できることはとても貴重な機会です
新聞取材

オープン参加で大会出場
合同チームのためオープン参加となり、正式な順位はつきませんが、目標を高校で3位に設定しました
1区は、鵬学園の3年生エース
風が強く思うようなタイムは出せませんでしたが、3年生の意地を見せて高校2番手の好位置で2区へ中継しました

写真は先頭集団、後ろから3番目が鵬学園の選手
2区は、羽咋高校の2年生
高校2番手の好位置をキープし、勢いそのまま3区
新人戦の後、調子をあげてきて上り調子で大会に挑むことができました

3区は、七尾高校の1年生能登地区のエース
トップを走る強豪遊学館高校Aとの差はほとんど変わらず、差は並走
区間賞を取った学院大付属の選手には20秒ほど離されてしまいましたが、気合いの走りで高校3番手で中継

赤白が七尾高校の選手
4区は、鵬学園の2年生
競歩全国レベルの選手ですが、この日はチームのために走りました
U18全国大会の疲労もある中での激走
補欠と言えど強豪遊学館Bと争い、抜かれましたが、高校4番手で中継

5区は、輪島高の1年生
駅伝デビュー戦です!強風の難しいコンディションの中走り切り、順位をキープして中継
前半ハイペースで突っ込みましたが良く粘りました

6区は、鵬学園の1年生
伸び盛りの1年生、まだ慣れない5kmを難しい単独走で走り切りました
強風でタイムは出ませんでしたが、他選手と比べても強風の影響でのタイムロスは少なく大健闘です!順位キープでアンカーへ中継

最終区間7区は、鵬学園の3年生
高校生活最後の駅伝を合同チームアンカーで締めくくります
高校3番手の遊学館Bとの差は1分以内、後ろ星稜との差も同程度
堅実な走りで順位をキープして高校4位でゴール
目標の3位には届きませんでしたが、4位でも素晴らしい成績
単独チームなら北信越大会に石川県代表として出られる順位です

補欠3名は、七尾高校、鵬学園、輪島高校の選手
控え選手もとても大切な存在です
選手だけでは駅伝は戦えません
選手のスタート前にランニングコートを受け取ったり、給水を渡したり、役割をそれぞれ果たしました
来年は選手に!きっとそう思いながら選手をサポートしていたと思います
最後に
令和6年元旦、能登半島を襲った大地震があった年の大会
厳しい環境ながら競技に取り組む高校生たちのサポートができたことはとても有意義でした
生徒たちを毎日支える教員、コーチの皆さま
生徒たちの生活基盤である家庭、地域
多くの人たちが彼らを応援していたことと思います
彼らは自分の学校のユニフォームで走りました
沿道からは高校名を叫ばれて、がんばれー!と声援を受けたそうです
とても嬉しく力になったとレース後に話していました
駅伝は終わりました
しかし、次は能登地区全体で陸上部全員を集めた合同練習の企画が検討されています
私は教員ではないので、合同練習が決まれば最大限のサポートをしたいと考えています
若い彼らが能登復興のパワーの源です
彼らを応援しながら、自分が力をもらった感じがします
1人でも多くの方に知っていただきたく、書き残しました
今後も能登地区の中学、高校生たちの応援、ご支援、よろしくお願いします

左から1区~7区、サポート3名