令和6年5月現在の珠洲市外浦地区の現状

水道本管が破損したまま、修理されていない地域が震災から4ヶ月経過してもまだあります。

そして、その地域で自宅で生活している方々がいます。

その地域で使用するためのシステムを考案中です。

水道本管が破損しており、復旧作業時期は未定

宅地内配管及び住宅配管にも損傷の可能性あり

全く気が遠くなる話です。このようなお宅がまだたくさんあります。そして、その地域で住むことを諦めて、金沢などに生活基盤を移した方々も多くいると聞きます。

ローリータンク200リットル+川本ポンプカワエースの組み合わせ

被災地でよく見かける組み合わせを使って、宅内全ての水道管に水を供給することを検討中です。コストを抑えて製作できるように考えています。

飲料水は行政やボランティアから生活に困らない程度に供給されているようです。

その水を、ローリータンクに補給することとし、水源とします。

水道の蛇口をひねると、浅井戸ポンプ(カワエース)が動作して水を供給する仕組みです。

必要な水周りに臨時でHI塩ビ管で配管する計画です。一般的なゴムホースでも大丈夫だと思います。珠洲市内で、ボランティア業者さんがよくゴムホースで臨時でつないでいるのを見かけます。

または、水道メーターの住宅側を切断して、カワエースと直結します。クロスコネクションにしないような配慮です。そこでポンプから水を流すと、宅地内破損箇所の状況確認ができます。これができれば、水漏れ修理を先行的にすることもできます。私の能登地区にある自宅はこれに近い方法で通水前(断水中)に修理しておきました。

手持ちで使っていない浅井戸ポンプカワエースに、新規で購入するローリータンク200リットル、後は配管材料費、水栓の代金を加えた費用が必要になります。

トイレ用排水は雨水または河川の水を使うことを検討

まだ現地確認をしていないため、トイレ用水の設計はできません。井戸があればかなりラッキーです。飲料水にできる水をトイレに流すのはもったいないのでできればしたくありません。

このように数万円の材料費で、元通りの生活に限りなく近いスタイルの生活ができるようなお手伝いが可能です。

災害発生前にこのシステムを施工して備えておく

私の自宅はこれに近いシステムを震災後に施工しました。家が潰れない限り、避難所に行く必要は無くなりました。私の両親は、発災直後でも避難所に行く気はありませんでした。同じような能登地区の方は多いと思います。だからこそ、備えておくことで、それが可能になります。そして、心に余裕が生まれます。

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