公費解体便乗により多くの古民家が喪失

令和6年能登半島地震後、多くの古民家が公費による解体の対象となりました。 確かに倒壊の危険がある家屋を放置しておくことはできませんが、その一方で 「直せば住める家」「手をかければ価値を生む家」が、多く解体されているのも現実です。

古民家は“過去の遺産”ではなく“未来の資産”

能登に残る古民家は、ただ古いだけではありません。 ・太い梁(はり)や無垢材で組まれた構造 ・冬の寒さをしのぐための断熱的工夫 ・通風・採光が考えられた間取り など、現代建築ではコスト的に不可能な工法や材料が使われています。

つまり、これらの建物は“建て直し不能な住宅資産”です。 新築すれば数千万円以上かかるレベルの家を、少しの修繕で再利用できる可能性があります。

解体される前に、活かす道を

「壊すしかない」と判断される前に、 ・どこが劣化しているのか? ・どの程度の補強で住めるのか? ・宿泊施設や店舗に転用できないか? といった診断・相談を受けることで、未来は大きく変わります。

みらい防災不動産では、構造アドバイス・FP的資金設計・DIY支援まで一体で行う体制を整えています。

活用例:

  • 防災カフェへの転用
  • モデルハウス/展示場化
  • お試し移住体験住宅
  • ワーケーション対応型シェアスペース

「壊す前に、一度相談を」——この一言で守れる家が、必ずあります。

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