なぜPSEマークが無いのか?
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの安全性と法律について
当社が取り扱う蓄電池製品(例:SRNE社製、LiTime社製など)には、「PSEマーク」が表示されていません
これは「安全性が確認されていないから」ではありません。法律上、PSEマークの表示が義務付けられていない製品であるためです
義務付けられていないため、PSEマークを付けることができないのです
■ PSEマークとは?
PSE(電気用品安全法)マークは、日本で販売される一部の電気製品に義務付けられている「安全性適合マーク」です。
ただし、すべての電気製品に必要なわけではありません
■ 据え置き型バッテリーはPSE対象外
PSEの対象となるリチウムイオンバッテリーは、以下の条件に該当する製品です
- 体積エネルギー密度が400Wh/L以上
- 主にモバイル用途(ノートPC、工具など)で使用される可搬型の電池
一方、当社が取り扱うような据え置き型(家庭用)のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、これらの条件に該当しないため、PSEの規制対象外です
そのため、PSEマークがなくても違法ではありませんし、設置・使用しても問題ありません
■ PSEマークがなくても安全性は確認済み
SRNE社やLiTime社のバッテリーは、以下のような国際的な安全認証を取得しています
- IEC 62619(産業用リチウム電池の安全規格)
- UN38.3(輸送時の安全性評価基準)
これらは第三者機関による厳格な検査をクリアしており、日本国内でも安全性の信頼基準として広く用いられています
■ 電気工事士による安全な施工
当社では、電気工事士(国家資格)が、すべての蓄電池システムを施工します
設置場所や使用用途に応じた安全設計を行い、過充電・過放電・短絡保護などの機能を備えたシステムとして納品いたします
■ よくある誤解
「PSEマークが無いと違法では?」
→ 違法ではありません。 対象外製品であるため、マークはそもそも不要です
「安全性は大丈夫ですか?」
→ はい、国際基準で確認済みです。さらに国内での安全設計・設置により、安心してご使用いただけます
■ まとめ
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、PSE対象外のためマークが無くても合法
- SRNE、LiTimeなどのバッテリーは国際安全認証を取得済み
- 電気工事士による安全な施工で、安心・確実な蓄電システムを提供
PSEマークの有無に惑わされず、「何が本当に安全なのか」を見極めて製品を選ぶことが大切です