能登地区の陸上競技場はほとんど使用不可

震災後、4ヶ月での陸上競技大会です。会場は、志賀町陸上競技場です。本来、七尾市城山陸上競技場で行うはずだった大会です。

能登地区の陸上競技場は、震災の影響で使用できなくなったところばかりです。

輪島マリンタウン陸上競技場、仮設住宅用地、使用不可

穴水町陸上競技場、仮設住宅用地、使用不可

七尾城山陸上競技場、震災被害、検定受験のための再工事、使用不可

志賀町陸上競技場、使用可能

珠洲市営陸上競技場(土のグランド)、使用可能

能登地区中学生の陸上競技部員は増加

全能登中学の大会は、都合がつかず午後から応援にだけ行きました。

プログラムを見せてもらい、驚きました。1年生がたくさん入部してます!もしかしたら、地震の影響で他の部活動の活動場所がないとか、事情はわかりませんが、大会にエントリーしている生徒数は昨年よりも多いように思いました。

中学によっては、野球部など他の部活の生徒が大会に参加しているところもあるようでした。足が速い子が駆り出されているという、感じでしょうか。きっかけはどうあれ、陸上競技に携わってもらえるだけでもOKです。

知り合いの中学生アスリートたち、何人かと話をすることができました。多くの中学生アスリートが自己ベストを更新していました。とても嬉しく思いました。中学生たちの笑顔、大きな声で贈る声援はキラキラ輝いていて、見ている大人に元気をくれました。それを見守る保護者の皆さん、大会運営を支える能登地区陸上競技協会の皆さん、各学校の先生方のご尽力の賜物だと思いました。

震災に負けずスタートラインに立ち走る意義

震災に負けず、自己ベストを出して、県大会でも活躍して欲しいです。しかし、大きな大会に出ることだけが陸上競技ではなく、自己ベストを出すことこそが陸上競技の本質であると私は考えています。

能登地区でがんばる中学生全員が自己ベストを出して、笑顔で中学生活を送ることができることを心から願います。

能登地区の復興とは、里山海道や主要道路、建物、水道等のインフラが整備されて、元通りになることだけではないと私は考えています。

そこで生活する人達が笑顔で毎日を過ごせるようになることも大切です。子供たちのがんばりにはその力があります。子供たちが笑顔で活き活きしていれば、大人たちも自然と笑顔になります。

部活動や大会は、子供たちの笑顔を生み出す大切な場だと思います。

微力ながら、大会の審判支援や外部コーチとしてこれからも子供たち、先生方の力になりたいと考えています。

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